霊能者による占い・除霊 愛知県名古屋市 神気界

なぜ中部地方の神棚の扉は全開なのか?

記事作成日 2021.04.15

神社仏閣・神

最終更新日 2024.06.21

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なぜ中部地方の神棚は全開なのか?
神気界 泉 皇導と申します。

皆さんはご自宅に神棚はありますでしょうか。
神棚がある方も無い方もいらっしゃるかと思いますし、しっかり祀っている方も、半分置物的な感じになっている方もいらっしゃるかと思います。

私は霊能者という仕事を通して、皆さんのご自宅の神棚を目にする機会が人よりはいくらか多い方であると思います。

その中で、神棚の扉が「全開」になっているご自宅をよく目にします。
なんでしたら神棚の扉が全開派の家が「多数派」だとも言えます。
愛知県や名古屋市在住の方や、岐阜県民、三重県民、あとは静岡県民などでは、相当な割合の方が神棚の扉を開けっ放しにしていらっしゃいます。

逆に、京都府や大阪府の方は閉じていて、東京都の方は立て掛けてあって神棚がそもそも無い派がやや多いような気がします。(賃貸の壁に穴を開けにくい、というところで、簡易的な神棚派の方が多いように思えます)

結論から言いますと、神棚の扉は「閉じる」が正解です。
「開く派」と「閉じる派」が世の中に混在してしまうのは、様々な理由があって致し方ないことですが、とにかく閉じて下さい。

今回は、いち日本人として・霊能者として書く、そんな神棚のお話になります。

なぜ神棚の扉が「全開」になってしまうのか?

まずはこちらの画像をご覧ください。

伊勢神宮の神棚頒布

こちらはGoogleで、「伊勢神宮 神棚 販売」と画像検索した画像になります。
要するにこれは、伊勢神宮で頒布(はんぷ≒販売)されている神棚の画像になります。

伊勢神宮ではどうやら、「棚だけじゃなくて御札も買うように。買う御札はこの御札ですから、見やすくしてあげますよ」という理由から、中身の御札を扉全開で見せてある様子があります。

もし伊勢神宮にある神棚の扉が閉じたままでしたら、「神棚だけ買って御札を入れずに家に置いておく人」が出るであろうことからの配慮だと個人的には見ています。

また、中部地方のかたはお近くなので、数人に1人は「伊勢神宮に参拝」というのを、少なくとも2~3年に1回は行なうことと思います。
そこで神棚を拝見し、「あ!開けておくんだ!」と勘違いしてしまう関係で、中部地区にお住まいのかたは神棚の扉を開けっ放しにしているのだと私は考えています。

更に神棚について調べていきます。
その他、困ったときの大本営発表というところで、

・お神札のまつり方|神社本庁
https://www.jinjahoncho.or.jp/omatsuri/katei/ofuda

・お神札(神宮大麻)の祀り方|神宮大麻と神宮暦|神宮について|伊勢神宮
https://www.isejingu.or.jp/about/jingutaima/ofuda_howto.html

これらの神社神道のオフィシャルなサイトを拝見しても、
「扉を開けるのか締めるのか」は書かれておらず、謎は深まるばかりです。

それどころか、見やすく分かりやすいように「御札がありますよ」と扉が開け放たれていることから、「扉は開けるんじゃないのかな?」と勘違いしてしまう内容とも言えます。

神棚の扉を開けるか閉じるかは、実際には「地域による」というのが一般的な正解だとも言えなくもないのですが、
私は上記の2つの解説ページに関して霊能者としては、「いっそのこと、閉じろと書いてくれたほうがありがたく、親切だ」と感じてしまうのです。

神棚の扉は開けておく派の考えかた

・伊勢神宮では神棚の扉が全開だったから。
・天の岩戸神話になぞらえ、扉は開けておいたほうが良いんじゃないの。
・閉じてあるとなんとなくかわいそうだから(この考え方は絶対にNGです。御神札を見下しています。)
・目に見えていないと不安だから
・人の家の神棚を見たら、扉が開けっ放しになっていたから
・写真のとおりにした

実際には、こんな感じの意見があります。
勘違いするに足る理由だと思いますし、ごもっともかなとも見えます。
しかしちょっと待った。

神棚とは何か?という問題に立ち返っていただきたいです。
神棚は要するに、「神社を模したもの」であります。
(そして御神札は「御札様」といいまして「神様の御分身そのものである」とされています。)

ではその本物、オリジナルの神社はどうなっているのか?を今一度思い返していただきたいところです。

神棚は簡易的な「神社」である

「神棚は神社を模したもの」と前述しました。

そのため分かりやすく、オリジナルな神社の構造について書いておきましょう。

神社の構造

1.本殿(もしくは巨大な神棚)
神社の中央もしくは最上座にあたる場所に一般的にはある、ひときわ豪華な建物です。
地域の神社などでは、建物がドンとそのままあります。また、より簡易的なものでは、扉がある巨大な神棚のようなものがそのまま鎮座していることもあります。

2.御扉(みとびら=扉)
その本殿の奥の扉、もしくは巨大な神棚のようなものの扉を指します。
この扉は絶対に「閉じています」。
中身を知ることが出来るのは、その神社を管理する職員でも最上位の人間のみとなります。

これが開くのは基本的には「お祭りの時」などに限られます。
中身の御神体が厳重な目隠しをされた状態で、「お神輿」に乗せられ、地域を練り歩きます。

なぜ一般人が目にしてはいけないのか?という話ですが、大昔から現代まで言われている言い方を借りれば「目が潰れる」からです。

ありがたすぎて目玉が弾け飛ぶようなバチがあたるぞ、それを怖く思うなら見ようともするな。
みたいな言い回しです。

神棚の扉は、この扉にあたります。

3.扉の中身「???」
9パターンほどあります。神道学者がやっと知っているような9つです。
大体は「古い御札1枚」もしくは「岩のような石のようなもの」になります。
これは神様そのものとされており、要はその「神社」という施設はその中身の1つのためだけの建築物だとも言えます。

「何十億円以上もかけて、何百年何千年何万年もかけてでも、十重二十重に守り、尊く祀るべきもの」がその「扉の中身」になります。

余談ですが、仏教の御本尊の仏像は秘仏でもない限りは公開されていて、神道の御神体(鏡ではなく御扉(みとびら)の中身)は絶対に公開されていません。

この違いは、日本式では「尊い人物・尊いもの・尊い何らかの存在」というのは、常に衆目(皆さんの目)に晒されることが無い、とされているのが理由としか思えません。

尊い方の建物があった場合、尊い方のところへたどり着くまでに「扉が9つある」というのは昔の考え方です。
人ですら、扉が9つ「閉じて」います。

仏教は「分からぬ人に見せて教える」という文化から、仏像というものをベースにして存在しています。
ゆえに、見せておく文化が今日まで続いているのだと言えます。
神道は「見えぬほどに尊いことを知れ」という文化から、「神像」というものも数少なくしか存在していません。

「閉じて・見えない」ことが「尊い存在のもてなし方」として正しい文化が、日本には根強くあるのだとここでも言えます。

神社の最奥の扉が閉まっているのに習って「神棚の扉は閉めましょう」

前述のように「神棚は神社を模したもの」であることが大前提とします。
そして、オリジナルの神社は、大事な大事な扉は「絶対に閉まっています」。

つまりは、神社を模した神棚をお祀りするという事は、神棚の扉は「絶対に閉める」べきなのだと言えます。

開けるとすれば年に1回、御札を入れ替える時だけが良く、あえて更に機会があるとすれば、神棚をきちんとお掃除される時のみにして下さい。

この記事の霊能者的な見解

少なくとも、常識的に考えても閉じるべきだと私は捉えています。
霊能者的な見立てで言えば、「見えるものは、見えざるものを見えなくする」と言いますか。
見えないほうが、神様という存在の尊さを知るにはやっぱり良いだろうなあ、と感じる次第です。

ただし、私の鑑定所は神棚から御札様があふれてしまっていますので、申し訳ないのですがむき出しそのままに、立て掛けてあったりもします。(本体の神棚は扉は全て閉じています)

とにかく神棚というものがあれば、扉は閉じるのが正解です。
また、開け広げていると神様に「非常識」に見なされてしまいます。
しかしこれは「無知が許される範囲の話」でありますので、決して神様に怒られはしません。(これに関しては「知らなかった」がOKな世界観です)

ご利益がこれにより薄くなったり、感謝の念が届かないなどもありません。
ただ、間違っていることなので正したほうがよろしい、という話です。

ホームセンターで3000円のものなどではなく、こだわり抜いた正しい作りの神棚を買うと、扉を開けるとギイギイと音が鳴ったりする場合もあります。
神社の御扉も同じく、開ける時にギイギイと派手な音が鳴ります。

これは玉砂利やうぐいす張りと同様に、「防犯の意図がある」ものと考えられます。
尊いゆえに、盗まれては困るからです。

霊能者的な見解でも一般的な解釈でも、様々な要素によって、神棚の扉は閉じておくようにした方がいい、という事になります。

まとめ

神棚=ミニチュア神社!
神社の扉は閉じている!
だから神棚の扉も閉じる!

伊勢神宮その他で扉を開けっ放しにしているのは、中身が御札ですよというのが誰にでも分かりやすいから!
神棚だけ買って御札を買わない人を防止するのに違いない!
とにかく神棚の扉は閉じる!

神気界について

愛知県名古屋市中村区にて、先代より引き継ぎ二代目の霊能者として占い鑑定所を開いております。
完全予約制にて、対面鑑定・電話占いによる鑑定により1日2件限定にて多くの方をご鑑定差し上げております。

一度の相談のみで結果・成果を出し解決する事を重視し、霊能者としての占い・除霊・独自の気功を行っており、また、「事実視えない力が扱える霊能者である」と誰しもが分かるような証明を全ての鑑定にて行い続けています。

お越し頂ける範囲の方の鑑定のみならず、「電話占い」により日本全国に対応しております。
お悩みの有る方や迷いのある方は、ぜひ一度ご依頼を下さい。

個人の方は、対面占い・電話占いともに50,000円/90分にて鑑定を行っております。
皆さまからのご依頼を心よりお待ち申し上げております。

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神気界 泉 皇導<コウドウ>

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