霊能者占い鑑定所 神気界 泉 皇導と申します。
何を隠そう、私は料理がちょっとだけ出来ます。なんでしたらパンをホームベーカリーで焼き、フィナンシェやカヌレを自作したりなど自由自在です。
特に中華料理では花椒(ホワジャオ)や五香粉(ウーシャオフェン)を感性で取り扱い様々な料理を中華風にするなどで邪道を模索しており、年に一度は陳建一のレシピで麻婆豆腐を作るぐらいです。
今回は、ご相談者様と御祈祷のために先日三嶋大社に参拝させていただいた際に、「御祈祷のお下がりってどうすれば良いんですか?」とご質問を受けましたので、「あ、じゃあ今度レシピ作ってブログに乗っけましょうか」と反射的に言ってしまったことによるアンサー記事になります。
「なるべく御祈祷のお下がりだけで作る」テーマにしましたので、料理できるぞ!ちょっとだけ!と言った割には結構なシンプル具合ですが、コンセプトのせいでシンプルなのだと言い訳をしておきます。
ご祈祷のお下がり問題
私は2024年・2022年・2021年と、伊勢神宮内宮にて特別大々神楽祈祷という最高金額の御祈祷を奉納してきました。
(ちなみに伊勢神宮内宮の宇治橋から800メートル程度の場所に激安マンションを借りており、月に2~3日はそちらでZoom・電話鑑定を行なっています)
何かあったら伊勢神宮、伏見稲荷大社、千代保稲荷神社(岐阜県)への参拝や御祈祷は私の中では当たり前のルーティンになっています。
また世の中には私と同じように、あるいは私以上にも信心深く御祈祷をたくさんお受けされる方が数多くいらっしゃいます。
その信心深い人たちの中での割と共通のありがたい悩みとして、「御祈祷のお下がり問題」があります。
そもそも「御祈祷のお下がり」とは、神様に御祈祷の際にお捧げした「神饌」という、祓い清めた上で神様にお捧げする食物が、「もう神様にお捧げし終わったし人間が食べていいですよ」と返ってくるもののことを言います。
これらは通常、米・酒・塩・イカの干物・昆布・カツオ丸一本・鰹節などの保存食であることが多いです。(伊勢神宮や伏見稲荷大社はそのような形式です。)
神社によっては無限に食べられるおかきのようなものだったり、出汁の素だったりとバリエーションが豊富だったりしますが、だいたいは和の食材であることが多いです。
そしてその御祈祷のお下がりが、賞味期限が2年ぐらいはもつのを良いことに冷蔵庫の奥にヌシのように鎮座し、「消費せず」「積み上がる」のが信心深く御祈祷をちょくちょく受ける人間の何割かの悩みになっています。(ありがたいことですが)
なぜ積み上がるのか、それはもう「なんの料理に使ったら良いのかよく分からん」ということに違いない!そういったわけで今回、御祈祷のお下がりで作るお料理レシピをアップしていきます。
伊勢神宮の御祈祷のお下がり粥
用意するもの(2~3人前)
1. 伊勢神宮の御祈祷のお下がり・・・一式
- 米
- 干しイカ(※神楽祈祷のものでも通常の昇殿祈祷のものでも共通)
- 昆布 (※神楽祈祷のものでも通常の昇殿祈祷のものでも共通)
- 塩
2. 白米・・・約1合
3. 水・・・1.3リットル
4. 和風顆粒だし・・・一本
5. (上記の顆粒だしもしくは)伊勢神宮の神楽祈祷のお下がり・・・鰹節一本+鰹節削り器から、出汁用の削り節を適量
調理器具
1. フライパン
2. お玉
3. ハサミ
調理
1. 昆布と干しイカをカットする
- ハサミで昆布と干しイカを食べやすいサイズにカットします。
2. (鰹節からダシを取る場合)(顆粒だしの場合は3へ)
- かなり多めの量(40g)の削り節を用意し、1.4リットル(削り節に持っていかれる水分も計算して100ml少なく)の沸騰したお湯に入れ火を停め、1分~2分かつお節が鍋底に沈むまで待ち、清潔なふきんを掛けたざるでこします。
- 3では、和風顆粒だし+1.3リットルの水の代わりにこちらのダシを使います。
3. 出汁を取りながらご飯を煮込む
- 大きめのフライパンに水1.3リットルを入れ、カットした昆布と干しイカを入れます。さらに洗っていない白米(約1合+お下がり)をそのまま加えます。
- 中火で加熱し、沸騰直前に和風顆粒だしを加えます。顆粒だしが溶けて全体に行き渡るようにかき混ぜます。
- その後、火を弱めて、20分ほど煮込みます。ご飯が水を吸ってふっくらしてきたらOKです。(このレシピでは蓋はしません)
4. 味を整える
- 御祈祷のお下がりについてくる塩を全量入れ、味を整えます。味が薄ければ沸騰や塩の追加を、味が濃ければ水を足してひと煮立ちさせて下さい。
(分量的には、比較的薄味でダシが濃い目のものが仕上がります。)
5. 盛り付け
- おかゆを器に盛り、上から昆布と干しイカをトッピングして完成です。
- ※写真の小さめの器では3人前が仕上がります。水の分量を増やせば5人分まで対応できます。
さいごに
いかがでしたでしょうか。今回は実験的な記事でした。
極力、御祈祷のお下がり以外のものを使用しないようにした簡素なレシピであることを心掛けています。(レシピと銘打っておきながら意外にショボい!と思われないために書くのは2度目です。)
豪華にしたい方は、醤油・みりんをわずかに足して、最後にごま油をちょろっとかけていただけますと、より箸が進むかと思います。またお好みで刻みネギなど掛けられますと更に味が上がるかと思います。
ご自宅に大量の御祈祷お下がりが眠っている方は、一度トライしてみて下さい。次回があるとすれば、大量の日本酒をどうにかする編…かもしれません。